[上海 11日 ロイター] - 中国・香港株式市場は下落し、週間でも軟調となった。売買高が低調な中、米国の追加利上げ観測が強まり、リスク選好が後退した。
中国の主力株で構成するCSI300指数は0.8%安、上海総合指数は1.2%安の3900ポイント割れで終了した。香港のハンセン指数は0.6%安。
週間ではCSI300指数が0.8%下落し、4月初旬以来の安値を付けた。ハンセン指数は3.3%安となった。
本土市場のセンチメントは過去1カ月で弱含んでいる。今年に入ってからの人工知能(AI)関連が主導した記録的な上昇局面に対し、利益確定売りが出たためだ。流動性も細っており、今週の本土株の売買代金は年初来で最低水準近辺となった。
上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は一時3%安と、4月下旬以来の安値を付けた。
非鉄金属株は金属相場の全般的な下落を受け4%超急落し、本土市場の下げを主導した。紫金鉱業集団は5.4%下落。
光モジュールメーカーの中際旭創(ゾンジー・イノライト)は4%上昇。
8月の米PPIの上昇を受け、連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が強まったこともセンチメントを圧迫した。
香港上場のハイテク大手は0.2%安。
上海市場に上場した中国のAI半導体メーカー、上海燧原科技(エンフレーム・テクノロジー)は約180%急騰した。テンセントが出資する同社は新規株式公開(IPO)で61億2000万元(9億1211万ドル)を調達した。