Francesco Canepa Balazs Koranyi
[フランクフルト 11日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの2人は11日、戦争を背景としたエネルギー価格の高騰が続き、ユーロ圏のその他の物価を押し上げるような事態になれば、さらなる利上げにつながる可能性に言及した。
ナーゲル独連邦銀行 (中銀)総裁は、ECBが経済を刺激も抑制もしない中立的な範囲の上限まで政策金利を引き上げたとしつつ、さらなる引き上げが必要になる可能性があると指摘。CNBCのインタビューで「われわれが穏やかな引き締め領域に入らなければならない可能性を排除はしないが、先ほど述べたように、それはエネルギー価格の推移や、おそらく今後1カ月程度の間に物価情勢がどのように変化するかによって大きく左右される」と語った。
金融市場では、今後1年間にECBが少なくともあと3回の利上げを行うという見通しが織り込まれ始めている。
エストニア中銀のカーシク総裁は、最近の燃料価格の上昇や、食料品価格も高騰するリスクを考慮すれば、こうした予想は「理解できる」とコメント。ブログ記事で「例えば、エネルギー市場における最近の動向は、ガスや燃料の価格上昇が、予測よりもはるかに大きく、長期化する可能性を示唆している」と述べた。
スロベニア中銀のドレンツ総裁もブログ記事で「秋から冬にかけてのエネルギー・電力コストの上昇」を警告した。