[11日 ロイター] - ウクライナの無人機(ドローン)攻撃により、ロシア西部トゥーラ州で2人が死亡した。一方、キーウのクリチコ市長によると、11日未明、ガソリンスタンドに対するロシアのドローン攻撃で2人が死亡、8人が負傷した。
キーウでは10日にもガソリンスタンドが攻撃された。ウクライナの石油会社ウクルナフタのボフダン・ククラ最高経営責任者(CEO)は「こうした攻撃に軍事的な目的はない。民間人に対するテロだ」と非難した。
またキーウ州知事によると、キーウ近郊で女性1人が死亡した。
これに先立ち、キーウではロシア軍の空爆で9階建ての集合住宅に火災が発生し、8人が負傷した。
ロシアは米特使の訪問に合わせて一時停止していたキーウへの攻撃を再開している。
ロイターが撮影した映像には、多数の窓が吹き飛ばされた集合住宅で消火に当たる人々の様子が映っていた。
トゥーラ州のミリャエフ知事はメッセージアプリ「テレグラム」で、夜間のドローン攻撃により2人が死亡し、3人が負傷したと明らかにした。
ロシア中部のボルガ川沿いの都市サラトフでも、ウクライナのドローンによって民間インフラが被害を受けた。サラトフ州のブサルギン知事がテレグラムで明らかにした。死傷者はいないという。
ロシアの通販大手オゾンは、ウクライナのドローン攻撃によってサラトフの物流拠点で火災が発生したと発表した。同社と業界首位のワイルドベリーズが所有する倉庫は、最近の攻撃で20カ所以上が被害を受けている。
同州には国営石油会社ロスネフチが運営する大規模製油所のほか、複数の産業・軍事施設がある。
サラトフの南に位置し、同じくボルガ川沿いにあるボルゴグラードでは、ミサイルが住宅2棟に着弾し、2人が負傷した。ミサイルの破片で産業施設も被害を受けた。地元当局がテレグラムで明らかにした。
投稿では産業施設の詳細に触れていない。同市郊外には、ルクオイルが運営するボルゴグラード製油所があり、処理能力はロシア最大級だ。
ウラル山脈に位置するロシア・ペルミ地方の知事は、産業施設2カ所がドローンによる攻撃を受けたと述べた。