Atsuko Aoyama

[東京 11日 ロイター] - 午前のドルは154円前半から半ばで売買が交錯した。前日の予想を上回る米国の卸売物価指数(PPI)などを受けても、ドル/円の上昇は鈍いとの声が聞かれた。きょう発表される米消費者物価指数(CPI)が注目されており、結果次第では既に7割台まで進んだ利上げ織り込みの剥落でドル売りとなる可能性も意識されているという。

・米CPI待ち、弱い数字受けたドル/円下落への警戒も

・PPI後に9月の米利上げ織り込みは71%超に上昇

・原油価格の高止まりと米金利上昇はドル下支え

・米長期金利は4.974%近辺に一段と上昇

<みなと銀行資金証券部ストラテジストの苅谷将吾氏>

「PPIはコア指数が前月比で下振れるなど、米国が利上げをそこまで急ぐ必要があるかどうかは懐疑的」

「中間選挙を控え政治的な圧力が意識され、市場の織り込みほど利上げがやりやすい状況ではないともみている」

「CPIが仮に強い数字となればもう一段織り込みが進む見通しだが、FRBの中でも意見が分かれており、明確に利上げを示唆しているメンバー以外、全員が利上げに傾くわけではないだろう。据え置きの可能性も否定できず、据え置きなら巻き戻しの動きが大きめに出る可能性がある」

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