[ブリュッセル 10日 ロイター] - 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のサイモン・スティル事務局長は10日、今夏に欧州を襲った熱波が地域のインフレ圧力を一段と高めているほか、欧州は冬に燃料危機に直面する恐れもあると述べた。
欧州では多くの国が激しい熱波と山火事に見舞われ、欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」によると、8月は世界の観測史上最高も暑い月に並んだ。
スティル氏はブリュッセルで開かれた欧州議会の委員会で「EUの地獄のような猛暑が、継続中の化石燃料のコスト危機に上乗せされ、双方が家計、企業、政府にとって価格を押し上げる致命的な二重の打撃となっている。不安定な化石燃料輸入への依存は長らく、欧州の経済的なアキレス腱だ」と指摘。
「家計と企業は今年も請求額の上昇に見舞われている。今は化石燃料への依存から、欧州に新たな冬の燃料危機が迫っている」と述べた。