[東京 11日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比2.76%(1801円56銭)安の6万3469円39銭となった。人工知能(AI)・半導体関連株が下げを主導して一時3%超下落し、1カ月ぶり安値を付けた。米国で卸売物価指数(PPI)の伸びが加速し、早期利上げ観測が強まって株安となったことが嫌気された。売り一巡後は、押し目買いを支えに下げ渋った。

・日経平均は一時3.1%(2062円)安の6万3208円に下落。

・アドバンテスト、ソフトバンクグループなど人工知能(AI)・半導体関連株が下げを主導。

・韓国総合株価指数(KOSPI)は2%超下落し投資家心理の重しに。

・アジア時間の米標準油種WTI先物は100ドルの節目を上回って推移、米長期金利は4.96%台で高止まり。

・米8月卸売物価指数の伸び加速を受け、市場では米国の9月利上げ織り込みが7割程度に上昇。

・今晩には米8月消費者物価指数、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて警戒感も。

・TOPIXは1.09%安の4010.27ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆9912億2400万円。

・東証33業種では、値上がりは鉱業や海運、保険など6業種、値下がりは非鉄金属や電気機器、精密機器など27業種。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが507銘柄(32%)、値下がりは983銘柄(63%)、変わらずは61銘柄(3%)。

<ニッセイ基礎⁠研究所 チーフ株式ストラテジスト 井出真吾氏>

「日経平均の市場予想ベースの株価収益率(PER)は15倍台前半で割高感は薄れたが割安でもない」

「米CPIやFOMC、地政学リスクなどで悪材料が重なれば一段安も」

「過去数年の日経平均PERの中心レンジ14―16倍の下限5万8000円が下値めどか」

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