David Shepardson
[ワシントン 10日 ロイター] - 米ABCの深夜トーク番組司会者ジミー・キンメル氏は、民主党の連邦上院選候補ジェームズ・タラリコ氏(テキサス州)とのインタビューについて、連邦通信委員会(FCC)からの圧力を理由に、ネットワーク放送では放映せず、動画共有サイト「ユーチューブ」で公開すると明らかにした。
共和党主導のFCCは1月、深夜トーク番組などについて、対立候補にも放送時間を与えることを義務付ける「イコールタイム(同等機会)ルール」の適用が免除される「真正な」報道番組と見なさないとの見解を示した。タラリコ氏はテキサス州で共和党のケン・パクストン司法長官と競り合っており、その結果が米上院の主導権争いを左右する可能性がある。
キンメル氏は9日の放送で「彼(トランプ大統領)が大統領となった今、彼のFCCは、単なる従来型の編集判断を理由に、私を、番組を、ABCを、系列局を脅している」と述べた。FCCのカー委員長は4月、ディズニー傘下のABC直営局8局の放送免許の前倒し審査を命じた。トランプ氏はその前日、ABCにキンメル氏の解雇を求めていた。一方、ディズニーは8月、前倒し審査の差し止めを求めて提訴した。
FCCの民主党系委員アンナ・ ゴメス氏は「FCCには、番組出演者のブッキングや編集判断を理由に放送免許を脅かす法的権限はない」と非難した。ネットワーク各社は、番組編成の選択について憲法修正第1条(言論・報道の自由)による幅広い保護を受けている。