[10日 ロイター] - ヨルダンのムワファク・サルティ空軍基地で今週、イランの攻撃により複数の米軍機が損傷したことが分かった。米当局者がロイターに明らかにした。
米軍は、イランが8日に実施した攻撃以前から、既に物的損害を被っており、これには、20機を超えるドローン(無人機)の破壊、イランによる戦闘機への攻撃、事故による航空機の損失などが含まれる。
匿名を条件に語った米当局者によると、イランの攻撃によりAー10「ウォートホッグ」1機が被弾し、片翼を失った。またFー15約8機が軽微な損傷を受けたものの、いずれも復旧して任務に復帰したという。
米当局者によると、今回のイランの攻撃に対応するため、米軍はミサイル迎撃のためパトリオット迎撃弾を約30発発射する必要があった。具体的な在庫数は機密扱いであるものの、米戦略国際問題研究所(CSIS)の推計では、米国のパトリオット迎撃弾の約65%が2月から7月にかけて消費された。イラン戦争開戦前には2330発あった在庫は、現在では850発を下回る水準まで減少しているという。
米議会調査局(CRS)が5月に公表した報告書によると、今回の紛争で既に42機の米軍機が喪失または損傷している。
2月末にイラン戦争が始まって以降、米軍兵士18人が死亡し、800人以上が負傷している。