Cassell Bryan-Low
[ロンドン 10日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXの衛星サービスに、英国が約4000万ドルを費やしていることが明らかになった。米国の安全保障インフラへの依存に対する欧州の懸念が高まる中、英国は軍事通信において同社への依存を一段と強めている。
この支出額は、情報公開請求に対する回答としてロイターに開示された。この開示により英国は、スペースXが軍事・情報任務向けに提供する「スターシールド」の導入を政府として公式に認めた、米国以外で初の国となった。「スターリンク」は一般の消費者や法人ユーザー向けに販売されている。
英国防省によると、同国はスターシールド端末を約1000台、スターリンク端末を約500台保有している。スターシールドには端末と通信料を含め約1300万ポンド(1760万ドル)、スターリンクには1650万ポンドを支出している。
ロイターは6月、事情に詳しい関係者の話として、同省は2022年半ばからスターリンクの利用を開始し、最近では軍事通信の運用トラフィックをスターシールドに移行させていると報じていた。