[上海 10日 ロイター] - 中国・香港株式市場は下落して引けた。中東情勢の緊迫化が原油高とインフレ圧力への懸念を再燃させた。
上海総合指数は0.4%安、主力銘柄で構成するCSI300指数は0.5%安で引けた。
深セン総合指数は1%下落、深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は0.5%安、上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は0.7%下落した。
A株の売買代金は1兆6500億元(2460億5000万ドル)と、4月7日以来の低水準にとどまった。
香港市場ではハンセン指数が1.3%下落、ハンセンテック指数は2%下落した。
イランとの戦争開始以来最大規模となる船舶への攻撃を受けて原油価格が1バレル=100ドルを上回る水準を維持、アジア株全般に下落した。市場は今週発表される米インフレ指標を注視している。
OCBC銀行のアナリストはリポートで、「投資家が米消費者物価指数(CPI)発表を待つ中、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)の決定は依然として際どい判断となる見通し」と指摘した。
米国債利回りが上昇し米10年債の中国10年債利回りに対するプレミアムは過去最大に拡大した。原油高がインフレを加速させるとの懸念が背景にある。
10日発表された調査では、中国に進出する米企業の事業見通しに対する楽観度が高まっていることが示された。政治的緊張や競争激化、景気減速を背景に2025年には過去最低に落ち込んでいた。
関係筋によると、中国の新興人工知能(AI)企業ディープシークは、科創板への新規株式公開(IPO)に向け中信証券を起用した。