軍服を脱いだ「未来の女王」が次に向かったのは、大学の政治学部だった。
スペインの王位継承者、レオノール皇太子が9月7日、マドリード郊外にあるカルロス3世大学のヘタフェ・キャンパスで大学生活をスタートさせた。
専攻するのは政治学。将来、国家元首となる王位継承者が、政治や行政、国際関係などを大学で本格的に学ぶことになる。
レオノール皇太子は2023年から3年間、陸軍、海軍、空軍・宇宙軍で軍事教育を受けてきた。王位継承者として軍の最高指揮官となる将来を見据えた教育で、今年、その課程を終えた。
そして次の舞台が大学だ。
スペイン王室によると、レオノール皇太子が学ぶ政治学の課程では、政治学だけでなく法律や行政についての基礎を身につけ、国内外の政治を分析する力を養う。4年間の課程を予定している。
王室が公開した写真でも、その変化は鮮明だ。
白いトップスにジーンズ、スニーカーを合わせ、大きなバッグを肩に掛けたレオノール。長い髪を三つ編みにまとめ、ほかの新入生と同じようにキャンパスへ向かう姿は、つい最近までの軍服姿とは大きく印象が異なる。
この日、同大学ではレオノール皇太子を含む3000人以上の新入生が新生活をスタートさせた。
軍事を学び、今度は政治を学ぶ20歳の王位継承者。
将来の国家元首になるための教育を続ける一方で、公開された写真から垣間見えるのは、ごく普通の大学生のような姿だ。軍服からジーンズへ――レオノール皇太子の王位継承者としての準備は、新たな段階に入った。
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