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[パリ 10日 ロイター] - イランは、石油販売に対する制裁を回避し、軍事装備を含む数十億ドル相当の製品を中国から購入するため、物々交換のような仕組みを利用していたことが分かった。イランの高官2人と、この件に詳しい他の関係筋3人がロイターに明らかにした。
イラン産原油を中国製品に対するクレジットと交換する仕組みで、イランにとって財政的な命綱となってきただけでなく、中国が割安なイラン産原油へのアクセスを維持しつつ、イランへの輸出を手掛ける銀行や企業を制裁から守る上でも役立ってきたという。
関係筋によると、イランはこの仕組みを利用して、中国から医薬品、車両、通信機器を購入。また、過去1年間に少なくとも1回、イランへの数百万ドル相当の防空装備供給契約に関連して利用されたという。
製造業者はイランと直接取引を行っておらず、制裁に違反した兆候は見られていない。
関係筋らは、中国製造業者とのこれらの取引の詳細については明らかにせず、ロイターも取引が行われたことを独自に確認することはできなかった。
ロイターはまた、6カ月にわたる戦争の一環としてイランに科された米の海上封鎖がこの仕組みにどのような影響を与えたかを確認できなかった。
物々交換のような取引に関するロイターの質問に対し、中国外務省は「ご指摘の状況については承知していない」と述べた。
ニューヨークとジュネーブにあるイランの国連代表部はコメント要請に応じなかった。
ある米当局者は、トランプ政権が欧州連合(EU)を含む経済パートナーと協力し、「イランが核の野望を推進するための物質的手段を奪う」よう取り組んでいると述べた。