Suzanne McGee
[プロビデンス(米ロードアイランド州) 9日 ロイター] - 上場投資信託(ETF)運用会社のデファイアンスETFは、わずか1時間の値動きについて、対象となる個別株の2倍の投資成果を目指すファンド16本の販売を計画している。
ETF業界では、「マグニフィセント7」などの人気銘柄の細かな値動きに着目する投資家向け商品の開発競争が業界で激化している。
デファイアンスの新商品は、既存の「2倍型」個別株ETFと基本的に同じ仕組みだが、レバレッジをリセットするタイミングを、通常の米取引日の終了時ではなく1時間ごとに設定している。「取引日全体を1日ではなく、1時間として扱う」(シルビア・ジャブロンスキー最高経営責任者兼最高投資責任者)という。投資家の保有・取引が特に多い個別株やETFの値動きを基準とし、エヌビディアやマイクロソフト、ラウンドヒル・メモリーETFなどが含まれる。
デファイアンスは新商品の販売に向けて、米証券取引委員会(SEC)に届け出書類を提出。規制当局から異議の申し立てがなければ、新商品は11月にも取引が開始される可能性がある。今回の届け出は、規制当局がレバレッジ型ETFを含むファンド群の見直しを進める中で実施された。
ジャブロンスキー氏によると、投資家がある時間帯で得た利益を次の時間帯に繰り入れ、市場がその後も投資家に有利な方向に動けば、複利効果によって既存のレバレッジ型ETFを単純に購入する場合に比べ、1日のうちに大きな利益を得られる可能性がある。
一方、株価が反転したり、1日を通じて上下に振れる展開となったりした場合には、1日ベースで株価が上昇していたとしても、投資家が損失を被る可能性があるという。