[東京 10日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比0.84%(545円32銭)安の6万4597円46銭となった。前日の米国株安の流れを受け、朝方から売り優勢の展開。寄り付きの段階では半導体関連株がしっかりだったものの、その後失速したため、日経平均は1.47%(956円10銭)安の6万4186円68銭まで下げた。押し目買いも入ったが、金利上昇や原油高が意識され、中盤以降は見送りムードが広がる中、安値もみ合いとなった。
・金利上昇、原油高、円高警戒と不透明な材料が多い上に、米国で8月卸売物価指数(PPI)の発表を控えるため模様眺めに。
・朝方はAI(人工知能)・半導体関連株が買われたものの、その後は値を消す展開。は韓国総合株価指数(KOSPI)の下げも影響か。
・11日はメジャーSQ(特別清算指数)算出日で、需給面でも目先的な波乱要因になると警戒する声も出ている。
・TOPIXは0.34%安の4032.89ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆9776億3200万円。
・東証33業種では、値上がりは海運や鉱業、保険など16業種、値下がりはその他製品や精密機器、医薬品など17業種。
・個別では、主力の半導体関連株でアドバンテストが堅調な一方、東京エレクトロンが軟調となるなど高安まちまち。直近買われていた三井金属、フジクラなどデータセンター関連株が急反落。大成建設など建設株もさえないが、三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株が高い。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが535銘柄(34%)、値下がりは959銘柄(61%)、変わらずは58銘柄(3%)。
<岡地証券 投資情報室長 森裕恭氏>
「米国株式市場で半導体関連株が逆行高した流れで始まったが、環境不透明感からこれらも失速し、今日は下支え要因がない」
「明日はSQ算出日。今晩の米PPI発表や来週の日米中央銀行の政策会合などイベントも多数控え、模様眺めとなっている」
「9月はパフォーマンスが悪いアノマリー(経験則)があるが、その通りの動きに。手詰まりムードが続くのではないか」