[ロンドン 10日 ロイター] - 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が10日発表した8月の住宅価格指数(過去3カ月間の「上昇」との回答から「下落」を引いた数値)はマイナス28と、5カ月ぶり高水準となった。7月はマイナス29に上方改定された。
新規購入希望者の問い合わせを示す指標はマイナス19と、1月以来の高水準に改善した。
RICSは、買い手需要と成約件数の指標が最近の低水準から持ち直し、英住宅市場の減速に下げ止まりの兆しが出ているようだと指摘した。
RICSの市場調査責任者タラント・パーソンズ氏は「主要な活動指標はここ数カ月で徐々にマイナス幅が縮小しており、8月の結果は市場が徐々に足場を固めつつあることを示している。とはいえ、回復の可能性はなお脆弱だ」と述べた。
RICS会員は、今後3カ月間は不動産価格がさらに下落するものの、12カ月の期間で見れば横ばいになると予想している。
ロンドンの価格指数はマイナス幅が最も大きく、北アイルランドは価格上昇を報告した。
販売見通しはマイナス3と、7月のマイナス13から上昇した。
今後3カ月間の家賃の純バランスは、借り手の需要増と家主からの物件供給減により、プラス33からプラス44に押し上げられた。
RICSは、10月の政府年次予算発表後に金利上昇や不動産課税の強化が見込まれることが価格の重しになる可能性があるとの見方を示した。