Joseph Campbell

[デビガット(ネパール) 9日 ロイター] - ネパールと中国の国境地帯で8月に発生した大規模な土石流で道路や橋が破壊され、ヘリコプターが捜索・救助活動に追われる中、ネパール軍は被災した避難民に救援物資を届けるためドローン(無人機)の活用に乗り出している。

土石流により、これまでにネパール側で少なくとも1367人の死亡が確認され、5000人超が行方不明となっている。

ネパール軍の契約ドローン操縦士サントシュ・ブダトキ氏は「ヘリの大半は救助活動で手いっぱいだ。食料、生活必需品、医薬品、燃料を届けるにはドローン以外に手段がない。ドローンは最適な手段であり、もっと優先的に活用すべきだ」と語った。

ドローンは最大3─4キロメートルの距離で使われ、一度に最大60キログラムを運搬できるという。

軍は現在、中国からの支援物資として提供された「DJIフライカート100」4機を運用し、1日当たり約10─16回の物資輸送を行っている。

物資輸送に加え、一部の被災地域では犠牲者の遺体搬送にもドローンが使われ、偵察用ドローンも捜索・救助活動で多用されている。

ドローン運用会社エアリフト・テクノロジーのミラン・パンディ氏は「ネパールの地理や地形を考えると、ドローンを活用した方がはるかに迅速で、効率的かつ低コストになる」と語った。

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