[リュブリャナ 9日 ロイター] - イスラエルは9日、スロベニアに初めて大使館を開設する。スロベニアで今年、ヤンシャ首相率いる中道右派の新政権が発足し、両国関係が改善したことが背景にある。
スロベニアを訪問したイスラエルのサール外相は、同国のカイザー外相との共同記者会見で「スロベニアにおける初の常駐大使館であり、まさに歴史的な日だ」と語り、イスラエルに友好的な姿勢を示したスロベニア政府とヤンシャ首相に感謝の意を表した。
両外相は、二国間の教育、科学、文化、青少年、スポーツ分野における協力に関する覚書に署名した。
カイザー氏によると、イスラエルの産業界代表団も経済フォーラムに出席する予定で、新たな投資が生まれると期待されている。
一方、スロベニア国内ではイスラエルとの関係改善の動きに反対する声も上がっている。
ゴロブ前首相率いるリベラル派の「自由運動」は9日、左派と連携し、首相の弾劾案を議会に提出した。新政権の外交政策が「イスラエルの利益のみを優先している」と主張している。
スロベニアは前政権下で、ヨルダン川西岸地区からの輸入を禁止し、イスラエルのネタニヤフ首相と強硬派閣僚2人の入国を禁止したが、これらの措置は新政権によって速やかに撤回された。