Sarah Young Sam Tobin

[ロンドン 9日 ロイター] - 英国の空港では、大規模な航空管制システムの障害で混乱した航空便の運航が9日早朝に再開した。ただ、主要空港は正常化には時間がかかるとの見通しを示しており、英国の航空システムの信頼性を疑問視する声が強まっている。

8日に数時間にわたって続いた航空管制システムの障害では、1000便以上が欠航し、数十万人の乗客が足止めされた。ロンドン・ヒースロー空港は、8日の障害で運航予定が変更されている可能性があるため、空港に向かう前に航空会社へ確認するよう乗客に呼びかけた。

システム障害を受け、航空管制サービス企業NATSとマーティン・ロルフ最高経営責任者(CEO)への風当たりが強まっている。

ロルフ氏は障害の影響を受けた人々に謝罪した。サイバー攻撃が原因だった可能性を否定し、今回の問題は過去の障害とは異なるとみていると述べた。

アレクサンダー運輸相は9日中にロルフ氏を呼び出し、説明を求める予定だ。

英国では2023年8月にも大規模なシステム障害が発生し、航空各社に1億ポンド(1億3500万ドル)の損失が生じた。25年7月にはレーダー関連の技術的な問題で運航が混乱し、ヒースロー空港を含む主要空港に影響が出た。

NATSは官民共同出資会社で、航空会社、年金基金、政府が株式の一部を保有している。

欧州最大の航空会社ライアンエアーは、23年からロルフ氏の辞任を求めている。

同社のニール・マクマホン最高執行責任者(COO)はBBCに対し、「他の地域でも問題はあるが、英国で目にするような、しかも継続的に発生しているような規模の問題はなかった」と語った。

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