[8日 ロイター] - ロシア国防省は国内で刑事事件の有罪判決を受けた契約兵について、一時金の一部を返還させる方針だ。7日に公表された法案で明らかになった。ウクライナ戦争に従軍する兵士の間で家庭内暴力の事例が増加していることを受けた措置。
ロシアは、少なくとも1年間の契約を結んだ兵士に対し、最低40万ルーブル(4640ドル)の一時金を支給している。
地域によっては、月額給与に加えて、兵士1人当たり数百万ルーブルに上る一時金が支給されることもある。ロシアは兵力の増強を図るため、従軍を条件に、服役者の刑期短縮なども行っている。
法案によると、戦闘員が休暇で帰宅した際の家庭内暴力が増加しており、一時金返還請求は「軍人の順法意識を高めるため」としている。
ロシアは軍人による家庭内暴力に関する公式統計を公表していないが、独立系メディアは軍事裁判データを引用し、2022年の侵攻開始以来、殺人を含む数百件の事例が報告されていると伝えている。