[ロンドン 8日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が8日発表した8月の小売売上高は総額で前年同月比0.7%増と、7月の1.3%増から伸びが鈍化した。売り場面積の変動を調整した既存店ベースの伸びも0.5%と、前月の1.0%から減速した。
初夏の記録的猛暑に押し上げられた需要が後退し、4カ月ぶりの低い伸びとなった。
調査スポンサーであるKPMGの消費者・小売・レジャー部門責任者、リンダ・エレット氏は「今年は気温が例年より早く上昇したことで関連する購買が前倒しされ、夏の消費が5月に始まった」と指摘。「猛暑と休暇の消費で8月も食品、飲料、健康・美容品が売り上げを伸ばした一方、その他の大半の部門は伸びをもう1カ月維持できなかった」と述べた。
・食品は8月に前年比2.6%増と、7月の3.8%増から鈍化し、伸びは過去1年の平均を下回った。
・非食品は0.8%減と、7月の0.7%減に続くマイナス。過去1年平均の0.2%増を下回った。
・消費者は家具や家電といった高額商品への支出を抑え、より安価な健康・美容品を購入したという。
・BRCの統計はインフレ調整前で、8月2─29日の主要小売業者の売り上げに基づく。
・同日発表されたバークレイズの統計では、8月の消費支出全体は前年比2.1%増で、7月の2.0%増から加速。消費者信頼感は26%で、21カ月ぶり高水準となった7月の30%から低下した。