[7日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは、北海ブレント原油と米WTI原油の2026年12月と27年の価格予想を、それぞれ1バレル当たり5ドル引き上げた。中東の海運混乱が来年まで続く見通しを理由に挙げた。

26年12月時点の北海ブレント価格は85ドル、米WTI価格は80ドルと予想。27年はそれぞれ80ドル、75ドルと見込んでいる。

イランは米国による新たな攻撃があれば報復するとし、米国の石油・ガス権益を含む湾岸地域全体のエネルギーインフラが脆弱な状態にあると警告している。

原油価格は約6週間ぶりの高値付近で推移している。

7日の海運データによると、過去10日間のホルムズ海峡を通航するコモディティー船は1日平均10隻となり、5月以来の低水準となった。

ゴールドマンはリポートで、27年の湾岸地域の平均産油量が2月末の戦闘開始前の水準を日量400万バレル下回る状態が続いた場合、北海ブレント原油は1バレル=120ドルを超えて上昇する可能性があると指摘。同社の基本シナリオでは、供給不足は日量50万バレルにとどまると想定している。

一方、下振れシナリオとして、平均産油量が2月末以前の水準を日量100万バレル上回るまで回復した場合には、北海ブレント原油は27年に60ドル台まで下落する可能性があるとした。

さらに「地政学的リスクへのヘッジ手段として、27年3月限─27年12月限の欧州ディーゼル油の期先スプレッドを推奨する」とした。

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