Christina Amann Christoph Steitz

[オスナブリュック(ドイツ) 7日 ロイター] - ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)は7日、ドイツのオスナブリュック工場を、イスラエルの投資会社アウレリウス・キャピタル、および工場が立地するニーダーザクセン州に売却することで暫定合意した。同工場での自動車生産は2027年に終了し、その後は防衛装備品の製造に転用される予定だ。

工場の従業員1800人のうち約1400人の雇用を維持できる見込みだとした。VWは需要低迷とコスト高騰、廉価な製品で攻勢をかける中国メーカーとの競争激化を背景に低利益率と過剰な生産能力に直面しており、ドイツにある最大で4つの工場を閉鎖または用途変更する見込みだと警告している。今回の暫定合意は、先行きが不透明な他の工場にとって新たな指針となり得る。

VWはオスナブリュック工場での自動車生産終了後の最初の「基幹プロジェクト」として、イスラエルの防衛企業ラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズと提携すると発表。ロイターが情報筋の話に基づいて5月に報じた内容を認めた。

VWは「これらの計画には、ドイツおよび欧州向けの防空システムや部品の製造が含まれる可能性がある」とし、提携によって取引が広がることを示した。

事情に詳しい情報筋によると、提携拡大ではVWのピックアップトラック「アマロック」の軍用車両への改造が考えられると指摘。またポーランドの防衛企業WBグループが、VW傘下のトレイトンが手がける「MAN」ブランドの車両についても軍用車両に改造する可能性があるとの見方を示した。

今後の計画について、ニーダーザクセン州とWBグループはコメントを拒否した。

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