Gabriel Araujo

[サンパウロ 7日 ロイター] - 10月に大統領選を控えるブラジルで独立記念日の7日、右派の野党支持者たちが大規模な街頭集会を行った。主催者側は、この集会をルラ政権とモラエス最高裁判事に対する抗議と位置づけた。

モラエス判事を巡っては、数十億ドル規模の詐欺事件の首謀者とされる銀行家との接触疑惑を指摘する報告書が公表され、判事に対する調査を求める声が上がっている。

ボルソナロ前大統領の長男で、右派の大統領候補のフラビオ・ボルソナロ上院議員は、最高裁を巡る危機を好機と捉え、左派の現職ルラ氏との選挙戦で攻勢をかけたい考えだ。

モラエス判事は、2023年のクーデター計画を巡り、ボルソナロ前大統領を執拗に追及し、25年に有罪判決を下したことで、ブラジルで最も賛否両論を呼んでいる人物の一人となった。

サンパウロ大学の研究者らの推計によると、肌寒い中、約2万8500人がサンパウロの目抜き通りに集まった。

ボルソナロ上院議員は集会で「ルラ氏とモラエス氏の連合は終わりを迎えるだろう」と語り、「ルラ氏に投票する者は誰でも、モラエス氏に投票していることになる」と呼びかけた。

大統領選の第1回投票は10月4日。

7日に発表されたクアエストの世論調査によると、大統領選が10月25日の決選投票に進んだ場合、ルラ氏とボルソナロ上院議員の得票率はそれぞれ41%で並んだ。

ボルソナロ上院議員は、現在自宅軟禁下に置かれ、公職への立候補を禁じられている前大統領が、モラエス氏による政治的迫害の犠牲者だと主張している。

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