[マドリード 7日 ロイター] - 7日発表された世論調査によると、スペイン国民の約9割が北アフリカにある同国の飛び地セウタで7月下旬に発生した大規模な移民流入についてモロッコに責任があると回答した。一方、サンチェス首相の危機対応を「悪い」または「非常に悪い」と評価した人が過半数を占め、同氏の政党への支持率が低下していることも示された。

調査はスペイン紙エル・パイスとラジオ局SERの依頼で調査会社40dBが2000人を対象に実施した。保守政党や反移民を掲げる極右政党ボックスへの投票意向が高まっていることも明らかになった。

• 回答者の89%が今回の危機で最も責任があるのはモロッコだと答え、次いで人身売買組織(75%)、交流サイト(SNS)での偽情報拡散(74%)、越境を決断した移民自身(73%)、スペイン政府(72%)となった。

• サンチェス氏の危機対応を肯定的に評価したのはわずか14.2%にとどまり、回答者の3分の2は対応が遅すぎたと答えた。

• 保守派の国民党とボックスを合わせた投票意向は50.2%に達し、両党による右派連合の潜在的支持率が現議会期中の世論調査で初めて50%を超えた。中道左派陣営の支持率は36.1%に低下した。

• 国民党の支持率は前回7月の40dB調査の32%から32.4%に、ボックスは17.2%から17.8%にそれぞれ上昇。一方、サンチェス氏率いる社会労働党は28%から27.6%に低下した。

• 移民問題で最も対応能力がある政党としてボックスを挙げた回答者は約27%で、社会労働党の18.4%、国民党の13.9%を上回った。

• 回答者の10人に7人が、脆弱な立場にある移民の保護よりも国境管理の強化を支持し、82%が国境でのフェンス増設や監視強化を支持した。

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