Tetsushi Kajimoto
[東京 8日 ロイター] - 厚生労働省が8日公表した7月の毎月勤労統計によると、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は前年比2.4%増加した。7カ月連続のプラスで、2021年5月の3.1%以来の高い伸び率。物価上昇ペースは6月から加速したものの、基本給の伸びと夏のボーナス支給がそれを上回った。
名目賃金に当たる現金給与総額は43万6401円。前年比4.7%増加し、1997年1月の6.6%以来の伸び率となった。3%以上の伸び幅が6カ月続くのは34年4カ月ぶり。うち基本給に当たる所定内給与は同4.1%増の28万0797円と、92年4月以来の伸びとなった。
好調な企業業績、人手不足や夏のボーナスを反映し、賞与など特別に支払われた給与は13万4819円だった。前年比6.3%の増加で、4カ月連続伸長した。残業代などの所定外給与は3.1%増加した。16カ月連続で前年を上回った。
毎月勤労統計で使う消費者物価指数(2020年基準=100)は、持家の帰属家賃を除く総合で実質化したもの。7月は前年比2.2%上昇し、6月の1.9%から加速した。