[7日 ロイター] - ドイツテレコム、オレンジ、ボーダフォン・グループ、テレフォニカの欧州通信大手4社が、欧州連合(EU)の衛星周波数の入札に参加して携帯電話への直接通信サービスを提供するコンソーシアム(企業連合)の設立に向けて、初期段階の協議を行っている。ブルームバーグが7日、事情に詳しい関係者の話として報じた。
報道によると、4社はEUが域内事業者向けに確保する方針を示している2ギガヘルツの周波数帯の割り当てを共同で落札することを目指す。この方針は、主権的な衛星通信能力の強化を狙ったもの。
コンソーシアム設立や入札計画についてはまだ最終決定されていないという。
EUは今年5月、携帯電話サービス向けの貴重な衛星周波数帯の大部分を欧州企業に割り当て、米事業者が取得できる割合を減らす計画を発表した。域内企業を後押しし、巨大IT企業への依存を減らす狙いがある。
欧州委員会は、290機の衛星から成るEUの多軌道衛星群「IRIS2(アイリススクエア)」の周波数の3分の2を商用に割り当て、これをEU域内事業者と域外事業者に均等に配分する。
コンソーシアムはこのうちEU事業者向け枠に応札する見通し。
IRIS2は米スペースXのスターリンクに対抗する欧州の取り組みで、欧州委員会に加え、SES、ユーテルサット、ヒスパサットで構成するコンソーシアムが主導している。