ドイツ東部ザクセン=アンハルト州で9月6日に行われた州議会選挙で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が歴史的な勝利を収めた。暫定最終結果によると、AfDの得票率は43.8%に達し、州政権を担うドイツキリスト教民主同盟(CDU)の17.2%を大きく上回った。

AfDは2021年の前回選挙から得票率を約23ポイント伸ばした。単独過半数には届かなかったものの、ドイツの州議会選挙として異例の高い支持を獲得し、明確な勝者となった。

一方、主要政党はAfDとの連立を拒否する「ファイアウォール(防火壁)」を維持している。このため今後は、AfDを除く政党が過半数を確保できる連立の枠組みを構築できるかが焦点となる。

今回の結果は、フリードリヒ・メルツ首相率いる保守政党、CDUにとって大きな打撃となる一方、AfDにとっては歴史的な躍進となった。AfDはドイツ東部を中心に支持を広げ、移民規制の強化や既存政治への反発を前面に掲げ、選挙戦を展開してきた。

ロイター通信によると、ザクセン=アンハルト州でウルリヒ・ジークムント(35)が率いるAfDは、選挙前から一貫して40%を超える支持率を維持し、同州で政権を担うCDUを大きくリードしていた。

ドイツ通信社(DPA)によると、ザクセン=アンハルト州の投票率は77.8%に達し、前回2021年の60.3%から17.5ポイント上昇した。

AfD躍進に広がる危機感
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