在ハバナ米大使館は4日、水道と電力供給の機能不全を原因とする腸疾患や下痢が急増しているとして、キューバへの渡航者や在住者に注意を呼びかける通知を発出した。トランプ米政権は発電に必要な燃料のキューバへの輸送を阻止する措置を続けている。

通知では「米大使館はキューバ全土で下痢性疾患が大幅に増加していることを確認しており、これは水・エネルギーインフラの継続的な悪化と関連している」と指摘。「この悪化は水道供給や食品の保管、温度管理に影響を及ぼしている」とした。

トランプ政権は9カ月前、キューバへの燃料輸送を封鎖する措置を発動した。この封鎖により停電が急増し、家庭や事業所での食品の冷蔵や衛生管理が困難になっている。

国連が任命した人権専門家らは、トランプ政権の燃料封鎖を国際法違反だと非難。8月には、キューバで疫病発生リスクが高まっていると警告していた。

キューバ各地の住民は数カ月にわたり、数日間続く下痢、発熱、体の痛みを引き起こす感染症のまん延を訴えており、多くの人が寝込んでいるという。

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 がん個別化医療が救う命
2026年9月15日号(9月8日発売)は「がん個別化医療が救う命」特集。

ゲノム医療から「自分に合う治療」を探す時代へ[PLUS]手記「ステージ4のがんをクスリで治す」(ジャーナリスト・金田信一郎)

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます