[ミラノ 4日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスは、販売が低迷している傘下の高級車メーカー、マセラティを巡り、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)および江淮汽車(JAC)グループと長期的な産業協力について協議している。関係者2人がロイターに明らかにした。

ステランティスのアントニオ・フィローザ最高経営責任者(CEO)は今年これまでに、マセラティを含め製造面での提携に取り組んでいると述べていた。こうした提携はグループの新たな長期戦略の重要な柱として浮上している。

フィローザ氏は、マセラティに関する新たな提携は、同ブランド車を生産しているイタリア中部カッシーノと北部モデナ両工場の生産ペースに好影響を与えると言及した。

マセラティの昨年の出荷台数は8000台弱。調整後営業損益は1億9800万ユーロ(2億3000万ドル)の赤字となった。12月に長期戦略を発表する予定だ。

ステランティス広報担当者は、通常の事業活動の一環として「常に顧客に最高のモビリティの選択肢を提供することを最終的な目標とし、世界中のさまざまな業界関係者と多様な話題について協議している」とコメントした。

ファーウェイとJACはロイターのコメント要請に直ちに回答しなかった。

最初に報じたイタリアの日刊紙ミラノ・フィナンザによると、協議は最終段階にあり、マセラティ向けにファーウェイのプラットフォームを採用することを中心に議論が進められており、来年末までに初の共同開発車の生産開始を目指しているという。

報道によると、提携にはデュアル(二つの)ブランド戦略も含まれる可能性があり、中国ではJACの高級車ブランド「マエストロ」として、国際市場ではマセラティのブランドで販売される見通しだ。

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