ペットが人の健康に良い効果をもたらしてくれることは、これまでの研究でも指摘されてきた。しかし単に飼うだけでなく、犬や猫に何をどう話しかけているのかが、健康や幸福に影響を与えているのかもしれない。

アリゾナ大学の研究チームは人とペットの関係が健康や幸福に与える影響について理解を深める目的で、飼い主がペットに対して何をどう話しかけているかを分析するシステム「AURAL-Pet」を開発した。この研究は8月4日、学術誌「Frontiers in Psychiatry」に掲載された。

「飼い主とペットの関わり方の違いを探ることは、どんな形の関わり方が、飼い主とペットの両方にとって、それぞれどんな健康や幸福につながり得るのかを見極める役に立つ」。論文を発表したアリゾナ大学心理学部の大学院生ダラ・ジョンコスキは本誌にそう語った。

「どんな変数がどんな健康や幸福の向上に結び付いているかが分かれば、犬や猫とどう接すれば健康や幸福が向上し得るのかを飼い主にアドバイスできるかもしれない」

研究チームはEARという電子起動録音装置を使い、飼い主とペットの会話やペットについて話している飼い主の言葉を録音。この記録5072件を使ってAURAL-Petをテストした。その結果、同システムは今後の人とペットの関わりに関する研究に安定的に利用できることが分かった。

ジョンコスキはAURAL-Petについて、「日常的な音声記録を、飼い主とペットとの関わり方を測定できるスナップショットへと変換する手段」と形容。「人とペットのやり取りがどう展開しているかに耳を傾けるだけで、人がどの程度の頻度で、どうペットと関わっているかを」把握できると説明した。

飼い主が口にしていたこと
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