Gilles Guillaume

[パリ 3日 ロイター] - フランスのタバロ運輸相は、米電気自動車(EV)大手テスラの高度運転支援システム「フル・セルフ・ドライビング(FSD)」をより詳細に評価するため、2台の車両を用いた試験を開始したと明らかにした。欧州がイーロン・マスク氏率いるテスラの自動運転技術の承認に一歩近づく可能性がある。

オランダの道路交通当局RDWは4月、テスラのFSDシステムについて、同国内での使用を暫定的に承認した。これを受けて、ベルギー、デンマーク、エストニア、リトアニアも同様の措置を講じた。FSDを欧州連合(EU)全域で認めるかどうかの投票も、早ければ来月にも行われる可能性がある。

FSDは、人間のドライバーがいつでも介入できる態勢を保ちつつ、車の加速、ブレーキ、ステアリング操作を行うことができる運転支援システムだが、完全な自動運転車を実現するわけではない。

タバロ氏は7月、特に速度制限やドライバーの注意喚起の領域において安全面での妥協点が認可を正当化するにはまだ不十分だとの認識を示していた。

同氏は1日のXへの投稿で、フランスが承認を支持するために必要な技術的調整について数カ月にわたりテスラと緊密に協力した後、この技術に関してマスク氏と「建設的な意見交換」を行ったと説明。「テスラからFSD搭載車両2台の提供を受け、われわれは今新たな段階、つまり公道試験の段階に入っている」と述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。