[ナイロビ 3日 ロイター] - ケニアのルト大統領は3日、インドの化学大手タタ・ケミカルズに対し、ケニア国内での事業を停止するよう命じたことを明らかにした。国益に寄与してこなかったことを理由に挙げ、タタ・ケミカルズの事業を引き継ぐ新たな2社を招致するとした。
タタは7月下旬、傘下のタタ・ケミカル・リミテッドがケニア政府からマガディ・ソーダ工場での操業停止を命じられ、ソーダ灰の輸出も停止したと明らかにしていた。
タタ・ケミカルズは3日の声明で、ケニア政府の権限を尊重するとした上で、「未解決事項の解決に向けて、適切な法的・規制上のチャネルを通じた建設的な関与」を継続していく方針を示した。同社によると、傘下会社は関連する規制要件の順守状況などを含め、所管省庁が指摘した事項に対して「包括的な」回答を提出済みという。
マガディはケニア南部カジアド郡にあり、ルト大統領は同日、同郡を訪問していた。
ルト大統領は「タタは100年にわたり契約を保持してきたが、カジアドには何一つ建設せず、工場も造らなかった」などと語った。