Jonathan Stempel
[3日 ロイター] - ドイツの化学大手BASFは3日、自社が特許を持つ顔認証技術をiPhoneとiPadの多くのモデルが侵害しているとして、米アップルをテキサス州の連邦地裁に提訴した。
BASF傘下のトリナミックスは訴状で、写真や3Dプリンターで作ったマスクなどを使って顔認証によるロック解除機能を突破する「なりすまし」に対し、従来の顔認識システムがぜい弱であるという課題に対処するため、過去10年にわたり技術開発に取り組んできたと述べた。
訴状によると、アップルは2017年に「iPhone X」で顔認証機能「フェイスID」を導入した時点ではBASFの特許技術を採用しなかったが、現在は「iPhone15」、「iPhone16」、「iPhone17」、「iPad Pro」などさまざまな製品で使用しているという。
訴状では「アップルは素材と皮膚の検知を用いたフェイスIDを組み込んでiPhoneとiPadを更新」すれば、トリナミックスの7件の特許を侵害する可能性が高いことを「知っていた、あるいは知っているべきだった」とし、これにより「多額の損害と回復不能な被害」が生じたと主張。損害賠償とさらなる侵害の停止を求めている。
アップルはコメント要請に現時点で応じていない。