ニュースの「なぜ?」は、地理でわかります。
『「地理で考える」は武器になる』
著者:宇山卓栄
出版社:秀和システム新社
「地理」と聞くと、地名や特産品を覚える暗記科目を思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが本書が伝えるのは、日々のニュースの「なぜ?」を読み解くための地理です。たとえば、次のような問いにお答えできるでしょうか?
- なぜイランやベネズエラなどの資源国は、独裁や貧困に陥りやすいのか?
- なぜタックスヘイブンは、小さな島国に集中するのか?
- 戦争をする国としない国には、どんな特徴があるのか?
- なぜイスラム教は、砂漠気候の地域に広がったのか?
- なぜトランプは、グリーンランドの買収に固執するのか?
その答えは、気候や地形、資源、海へのアクセスといった、動かすことのできない条件(≒地理)に隠されています。経済や金融、政治や宗教まで、地理という視点から見直すと、別々に見えていた出来事のつながりが見えてきます。
終章では「この先、何が起きうるのか?」に触れ、温暖化による国際情勢の変化や、水資源をめぐる対立、宇宙開発の行方も解説しています。読み終えたときには、ニュースの見え方が少し変わっているはずです。
(秀和システム新社編集部・山本)
なぜその子どもは、問題行動をやめないのか?
『問題のある子ども──その行動は何を伝えようとしているのか』
著者:アルフレッド・アドラー
出版社:興陽館
うそをつく、けんかを繰り返す、落ち着きがない……。心理学者のアドラーは、そんな「問題を抱えた子ども」はもともと「悪い子」なのではなく、問題のある環境の中で生き抜くために正常に反応しただけだといいます。
本書では、大学で行われたアドラーの講義を再現。親や子ども本人との面談でのやり取りを通して、子どもが困った行動をとる “本当の目的” を明らかにし、その解決策を示します。
問題行動の背景にある子どもの心理を理解し、よりよい関わり方を考えるための一冊です。
※本書は、1930年にアメリカで刊行された『The Pattern of Life』を訳したものです。
(株式会社興陽館 担当編集者)