Courtney Rozen

[ワシントン 1日 ロイター] - 米国は1日と2日にノースカロライナ州で開く技術分野に焦点を当てた20カ国・地域(G20)閣僚級会合で、人工知能(AI)開発を監督するための新たな規制機関を設立しないよう呼びかける。ホワイトハウス高官が明らかにした。

この会合は、ラトニック米商務長官と、ホワイトハウスの技術顧問を務めるマイケル・クラツィオス氏が主催する。クラツィオス氏は声明の中で、「新興技術の未来に向けた成長促進的なビジョン」を推進すると述べた。

宇宙開発企業スペースXを率いる実業家のイーロン・マスク氏、メタのディナ・パウエル・マコーミック氏、ホワイトハウスのAI・暗号資産(仮想通貨)責任者を務めたデービッド・サックス氏は1日にオンライン形式で講演する。

オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは2日にそれぞれラトニック氏とともに会合に出席する予定だ。

この会合は12月にフロリダ州マイアミで開かれるG20首脳会議に先立ち、数カ月にわたって米国の各都市で開かれる一連の関連会合の1つ。

ワシントンの中国大使館は、ノースカロライナ州での会合への出席についてロイターからのコメント要請に回答しなかった。

中国のオープンウエートAIモデル(中核となる構成要素が一般に公開されて​いるAIシステム)は、アンソロピックやオープンAIといった米国のAI大手が開発した独自システムと比較して、ますます高性能化している。中国のオープンウエートモデルは米国企業の間で普及が進んでおり、中国指導部が介入を決定した場合、潜在的な安全保障上のリスクとなる可能性もある。

新アメリカ安全保障センターの技術・国家安全保障研究員であるビベク・チルクリ氏は「トランプ政権にとって、他の国々が米国の技術エコシステムにとどまり、代替手段を求めないようにすることが、より一層緊急性を帯びてきている」と述べた。

カナダ政府の報道官によると、カナダ当局者も出席する予定で、代表団は各国に対し、イノベーションと「国民の信頼と安全」とのバランスを取るよう働きかけるという。

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