[ジャカルタ 1日 ロイター] - インドネシア国会は1日、同国中央銀行総裁にデストリ・ダマヤンティ氏(62)を承認した。同中銀初の女性総裁となる。プラボウォ政権が成長加速を追求し、投資家が財政の健全性や株式市場の透明性、中銀の独立性に懸念を強める中、デストリ氏は、経済の安定が最優先課題だと述べた。

デストリ氏は7月にペリー・ワルジヨ総裁(当時)が2期目の任期半ばで突然辞任したことを受け、後任候補として唯一指名されていた。プラボウォ大統領は正式に任命する政令を発出する見通しだ。

国会の承認後、デストリ氏は記者団に、「現在の状況を踏まえ、時代に即した適切な政策を継続していく」と述べ、前任者の「良好な政策」を継続する方針を示した。「世界的な不確実性は依然として高く、引き続き安定が最優先課題になる」とし、インフレを抑制するとともに、経済に十分な流動性を確保するため政府と協力していくと述べた。

デストリ氏は、中銀が金融システムとルピアの安定を守りつつ、経済成長と雇用創出を支援すると述べている。先週の適格性審査では、インドネシアはさまざまな機関が連携を強めるべき「極めて複雑な状況」にあるとの認識を示し、国家機関との協力が中銀の独立性を損なうことはないと述べた。

ワルジヨ前総裁は1日、辞任後初めての公の場での発言として、新たに承認された中銀指導部は、安定の確保と成長の下支えという責務を強化すべきだと述べた。

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