Johan Ahlander

[レイキャビク 31日 ロイター] - アイスランドのグンナルスドッティル外相は31日、欧州連合(EU)加盟交渉再開の是非を問う国民投票で反対が賛成を上回ったことを受け、安全保障を強化するための新たな連携策を見つけ出す必要があると訴えた。EUとの協力強化などが選択肢に含まれると説明した。ロイターのインタビューで語った。

トランプ米大統領は、アイスランドに近いデンマーク自治領グリーンランドの編入意欲を繰り返し表明し、北大西洋条約機構(NATO)に疑問を呈している。このため、アイスランドでは安全保障を巡る議論が活発化している。

グンナルスドッティル氏は「国民投票の結果で、地政学的な状況を消し去ったわけではない。それは依然として存在しており、安全保障を強化するための他の方策を見つけ出さなければならない」と言及。「EUは引き続きアイスランドにとって非常に重要なパートナーであり、協力関係をさらに強化する必要がある」とし、双方の間で合意締結を検討すると表明した。

アイスランドはフィンランドやノルウェーとは「そのような合意を結んでいる」とし、日本やカナダも重要なパートナーだと強調した。

人口が約40万人の北極圏の島国であるアイスランドはNATOに加盟しているものの、独自の常備軍は持っていない。アイスランドは1951年に米国と二国間防衛協定を締結した。

一方、アイスランドが1994年から参加している欧州経済地域(EEA)については「EEA内での協力を強化しなければならない。今回の国民投票の非常に前向きな成果は、アイスランドのあらゆる政党が今やEEAを支持して団結していることだ」との見解を示した。

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