David Hood-Nuño
[ワシントン 28日 ロイター] - 米首都ワシントンで28日、投票権擁護を訴えるデモ行進が行われ、数千人が参加した。
「ワシントン大行進2026:投票を守れ」と題した集会には労働組合員や学生、黒人系の学生友愛会メンバーのほか、あらゆる年齢層の参加者が全米から集まった。
1963年のワシントン大行進では、キング牧師が「私には夢がある」と演説した。
公民権運動の指導者らは、牧師が掲げた平等を求める闘いはまだ終わっていないと訴え、投票権などの自由が再び脅かされていると警鐘を鳴らした。
今回の行進は、米最高裁が今年、投票権法の中核規定を弱体化させたことを受けて行われた。この判決により、南部の州では選挙区を巡る争いが相次いで起き、共和党主導の州議会は11月の中間選挙に間に合うよう急ピッチで区割り変更を進めた。
公民権団体「ナショナル・アーバン・リーグ」のマーク・モリアル会長兼最高経営責任者(CEO)は「われわれはこの闘いで強大な勢力と対峙していることを知っている。だからこそ、今日集まったのだ」と述べた。「あらゆる人種、あらゆる地域の善意ある米国人を結集し、可能な限り力強く押し返そうとしている」と述べた。
集会は公民権活動家のアル・シャープトン氏が率いる団体やマーティン・ルーサー・キング3世らの団体などが共同で開催した。
キング3世は声明で「投票を守ることは、われわれの民主主義の基盤を守ることを意味する」とし、「父がリンカーン記念堂に立ってから63年、われわれは追悼のためだけでなく、行動のために再び行進するよう求められている」と述べた。