[北京 30日 ロイター] - 中国当局は30日、チベット自治区とネパールの国境付近で26日起きた土石流に関し、行方不明の外国人が23カ国、261人だと発表した。

同自治区の当局者は記者会見で、行方不明になっている外国人の国籍について、最も多いのがネパールの104人で、次いでインドの49人、ラトビア33人、米国18人、英国15人と述べた。当該国の在外公館に通知したとした。中国側が行方不明者の国籍別内訳を発表したのは初めて。

吉隆県では29日夕の時点で16人が死亡し、546人が行方不明になっている。

<地球温暖化が原因>

中国国営中央テレビ(CCTV)は30日、今回の土石流は「地球温暖化の長期的影響による氷河の不安定化が原因」であり、チベット高原における「雪氷圏災害の新たな顕著な特徴」だと報じた。ネパール側からの土石流が6─7分で吉隆の国境検問所に到達したと、中国の科学者の調査結果として伝えた。

CCTVによると、王毅外相は29日、ネパール外相と電話会談し、今回の土石流は近年で「最も深刻な国境を越えた災害」であり、救助活動はかつてないほど困難で複雑だと述べた。

中国は2100人以上の緊急救助隊員を動員し、救援活動費に少なくとも2億2000万元(3270万ドル)を割り当てた。CCTVによると、ネパールに対しても緊急現金援助、災害救援物資、衛星・水文データを提供し、トンネル救助の専門家を派遣している。また両国は、行方不明になった自国民や外国人の身元確認に連携して取り組み、防災・減災、気候変動対応における協力を強化しているという。

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