Jarrett Renshaw

[28日 ロイター] - トランプ米大統領は28日、世界最大とされるベネズエラの原油埋蔵量の20%について、米国が支配権を確保したと表明した。米企業が石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるベネズエラのエネルギー産業を再生させ、新たな原油供給源を確保することで、米国の燃料価格引き下げにつなげたい考えだ。

トランプ氏は合意の詳細をほとんど明らかにせず、民間企業とのパートナーシップを通じ、ベネズエラの確認原油埋蔵量のうち650億バレル超について米国が過半の支配権を確保したと述べた。

交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「ルビオ国務長官とヘグセス戦争長官が、ベネズエラの高く尊敬される暫定大統領デルシー・ロドリゲス氏と緊密に連携し、民間企業とのパートナーシップを通じて、ベネズエラの確認原油埋蔵量の650億バレル超について米国の過半支配権を米納税者に一切負担をかけることなく確保した」と投稿した。

両国は、米企業にベネズエラ油田への長期アクセスを与え、米国向けの原油供給を保証する合意を巡り数週間にわたって交渉を続けていた。ベネズエラ当局は来週、主に米企業に対して新たな石油探査・生産権を付与する合意に署名する準備を進めている。

関係筋によると、リース方式が検討されており、米企業を対象に入札が行われる可能性がある。ただ、ベネズエラでは石油産業の中核事業について国家が管理権を有しており、国内で法的・憲法上の問題に直面する可能性がある。

新たな合意は、ベネズエラの石油産業における米国の役割が大幅に拡大することを意味する。トランプ政権はベネズエラの生産回復と、米製油所向け原油の追加確保を目指している。ベネズエラは世界最大の確認原油埋蔵量を有するが、長年にわたる投資不足、ずさんな運営、制裁により生産量は日量約125万バレルにとどまっている。

トランプ氏は、合意の枠組みや対象油田、関与企業、米国がどのようにして埋蔵量に対する過半支配権を行使するのかについては明らかにしなかった。ルビオ長官は、この合意は両国にとって勝利だと評価し、Xへの投稿で、米国に安定的で低コストの原油を確保し、ガソリン価格の引き下げに寄与すると述べた。

ロドリゲス暫定大統領は、合意により戦略的油田17カ所の開発を通じて生産が大幅に拡大し、2090億ドル規模の税収がベネズエラにもたらされると表明。声明で「こうした投資は、わが国の産業の回復と近代化のみならず、経済成長、この半球のエネルギー安全保障、国際市場のより大きな均衡にも寄与するだろう」と述べた。

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