Lucy Papachristou

[25日 ロイター] - アルメニアの検察当局は25日、コチャリャン元大統領(71)の身柄を拘束し、1998─2008年の在任中の汚職に絡み、マネーロンダリング(資金洗浄)や収賄、職権乱用などの罪で訴追したと発表した。

コチャリャン氏は野党勢力「アルメニア同盟」を率い、ロシアから距離を置く政府の外交路線を批判してきた。政府は、親ロシア派への締め付けを強めており、その一環とみられる。

検事総長は声明で、コチャリャン氏が公的地位を利用して国有財産を自身や関係者に「有利な条件」で譲渡し、それらの財産が犯罪に由来するものであることを隠蔽したと指摘した。他にコチャリャン氏の息子1人を含む9人が関連の罪で訴追された。コチャリャン氏は過去に、在任中の不正行為を一切否定している。

パシニャン首相は、2018年の抗議デモを経て就任。軍事基地を構えるロシアから距離を置き、西側諸国に接近している。今年6月の議会選で勝利して以降は、野党政治家や教会指導者、市民団体などの反対勢力に対し強硬な姿勢で臨んでおり、広範囲にわたる弾圧を行っているとの批判も出ている。

アルメニアは旧ソ連構成国。コチャリャン氏は大統領在任中、主要なエネルギー供給源であるロシアとの関係を重視する立場を取っていた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。