<為替> ドルが対ユーロで3カ月ぶり安値に下落した。米財務省が長期国債の買い戻し規模を拡大する計画がドルの一段の下押し要因になるとの懸念が強まった。ベセント米財務長官は20日、国債買い戻しの規模をさらに拡大する可能性があると述べた。19日には、期間の長い名目利付債を対象とした流動性支援の買い入れオペについて、1回当たりの規模を20億ドルから少なくとも40億ドルに倍増すると発表。国債利回りの抑制を狙った措置で、市場の意表を突く形となった。 30年債利回りは19日、財務省の発表を受けて約19年ぶりの高水準近​辺から急低下したものの、20日には再び上昇に転じた。 主要通貨に対するドル指数は0.01%高の98.80。 円は対ドルで0.02%高の1ドル=159.01円。総務省が発表した7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)でインフレの加速が示されたことを受け、日銀の利上げ観測が強まった。次回の日銀金融政策決定会合は9月17─18日に開催される。 ユーロは対ドルで0.03%高の1.1682ドル。一時、5月14日以来の高値となる1.1711ドルを付けた。 英ポンドは対ドルで0.15%高の1.3649ドル。一時、2月11日以来の高値となる1.3675ドルを付けた。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは引き続き急伸し、直近では6.22%高の7万7178ドル。一時、5月15日以来の高値となる7万9455ドルを付けた。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが上昇した。8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値でサービス業部門の拡大が示されたことを受け、改めて売りが出て、波乱含みの1週間を締めくくった。 米2年債利回りは4.7bp上昇の4.232%、米10年債利回りは3.8bp上昇の4.736%。今週の値動きの中心となった米30年債の利回りは、3.9bp上昇の5.276%。今週付けた10年超ぶりの高水準は下回ったものの、ベセント財務長官が19日に国債買い入れオペ拡充計画を発表し、翌日にも規模拡大について発言した時点の水準は上回っている。nL6N44G0Y7 nL6N44H10SS&Pグローバルが21日発表した8月のサービス業PMI速報値は56.8と、2024年12月以来の高水準となった。nL6N44I0UI 米経済のモメンタム加速が物価水準を押し上げているとの懸念に一段と拍車がかかる。投資家は財政見通しやインフレ高止まりの見通しへの警戒を強めている。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 主要3指数が反発して取引を終えた。ただ、米国債利回りの変動や中東情勢の進展を巡る不透明感に投資家が動揺し、週間ではマイナスとなった。

S&P総合500種とハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3週続伸が止まった。ダウ工業株30種は2週続落となった。

株式投資家はこのところ、米国債利回りの動向を手掛かりとしてきた。

投資家の懸念を和らげたのは、この日発表された経済指標だった。

S&Pグローバルが21日発表した8月のサービス業PMI速報値は56.8と、2024年12月以来の高水準となった。nL6N44I0UI

S&P500種を構成する11業種のうち、この日は大半が上昇した。素材が2.2%高と高いパフォーマンスを示し、ヘルスケアが1.3%高、金融が1%高で続いた。一方、公益は2.3%安と下げが最も目立った。次いで下げが大きかったエネルギーは0.2%安だった。

個別銘柄では、ディスカウント小売りのロス・ストアーズが4.4%高と急伸した。通期の利益見通しを引き上げ、四半期決算が予想を上回ったことが好感された。

個人投資家向け取引プラットフォームのロビンフッドは13.7%高。ビットコインが6.4%上昇して5月中旬以来の高値を付けたことを受け、暗号資産(仮想通貨)交換業者のコインベース・グローバルが8.2%高、ビットコインの大量保有で知られるストラテジーが6%高となった。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.68対1の比率で上回った。ナスダックでは値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.85対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は149億1000万株。直近20営業日の平均である166億2000万株を下回った。

来週の投資家の関心は、半導体大手エヌビディアや、インテュイット、セールスフォース、クラウドストライクなどのソフトウエア企業の四半期決算に向かう。投資家はまた、ジャクソンホール会議でウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が行う講演の内容も注視している。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 3カ月超ぶりの高値に上昇し、週間で3週連続の値上がりとなる勢い。テクニカル面での重要な水準を上抜けたことに加え、米財務省の債券買い戻し拡大策を受けたドル安が支援材料となった。

中心限月の清算値(終値に相当)は前日比2.4%高の1オンス=4680.60ドル。金現物は、米東部時間午後1時41分(日本時間翌午前2時41分)時点で2.4%高の1オンス=4623.94ドル。取引時間中には5月15日以来の高値となる4631.99ドルを付けた。金相場は今週これまでに5%超上昇しており、これには1日としては2月上旬以来の大幅な上げを記録した19日の分も含まれる。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> トランプ米大統領がイランの貿易相手国に対して経済制裁を科すと警告したことを受け、今後数週間で供給が逼迫するとの見方から上昇した。

清算値は、北海ブレント先物が0.61ドル(0.65%)高の1バレル=94.39ドル。米WTI先物は0.23ドル(0.26%)高の87.06ドル。週間ではブレントが6.39%、WTIが5.66%それぞれ上昇。両銘柄とも前日の取引で7月24日以来の高値を付けていた。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 158.93/158.97

始値 158.7

高値 159.05

安値 158.56

ユーロ/ドル NY終値 1.1679/1.1680

始値 1.1701

高値 1.1709

安値 1.1669

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 97*23.50 5.2762%

前営業日終値 98*10.00 5.2370%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*04.00 4.7359%

前営業日終値 99*13.50 4.6980%

5年債(指標銘柄) 17時01分 99*24.75 4.4260%

前営業日終値 99*30.25 4.3870%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.50 4.2401%

前営業日終値 100*03.75 4.1850%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 53277.01 +517.80 +0.98

前営業日終値 52759.21

ナスダック総合 26180.46 +113.29 +0.44

前営業日終値 26067.17

S&P総合500種 7674.37 +33.21 +0.43

前営業日終値 7641.16

COMEX金 12月限 4680.6 +109.2

前営業日終値 4571.4

COMEX銀 9月限 6953.0 +142.5

前営業日終値 6810.5

北海ブレント 10月限 94.39 +0.61

前営業日終値 93.78

米WTI先物 10月限 87.06 +0.23

前営業日終値 86.83

CRB商品指数 406.2353 +2.8250

前営業日終値 403.4103

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