Andy Bruce

[21日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた英国の8月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.8と、予想外に上昇し6カ月ぶりの高水準を記録した。中東で紛争が続く中でも、英経済が底堅さを保っていることを示す結果となった。

7月は52.1だった。ロイターがまとめた市場予想は51.8だった。

企業からは国内景況の改善を指摘する声が聞かれた。経済の予想外の力強さが示され、バーナム首相とヒーリー財務相にとって追い風となる。

S&Pグローバルは、今回の数値が第3・四半期に約0.3%の経済成長を示す水準で、第2・四半期の実績に迫るとの見方を示した。

S&Pグローバルのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「好天とテクノロジー投資が拡大を支えている。ただ予防的な在庫積み増しが一巡し、製造業の成長は予想通りやや鈍化した」と述べた。

購買価格とサービス価格を示す指数は、7月に低下した後、8月は部分的に持ち直した。世界のエネルギー価格が上昇したことを反映した。

雇用は減少が続いたものの、減少ペースは2025年10月以来の低水準だった。

ウィリアムソン氏は「今回のデータは、イングランド銀行(英中央銀行)がタカ派的な姿勢を維持する可能性が高いことを示唆している。ただ、慎重な姿勢を崩さず、成長と物価の方向性が明確になるまで利上げを見送るだろう」と述べた。

先行き不透明感が続くにもかかわらず、景況見通しを示す指数は7カ月ぶりの高水準に達した。

製造業PMIは予想通り7月の51.9から51.5に低下し、5カ月ぶりの低水準となった。

製造業とサービス業を合わせた総合PMIは52.5と、前月の52.2から上昇し、4カ月ぶりの高水準となった。市場では51.6への低下が予想されていた。

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