[ストックホルム 20日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は20日、市場の予想通り政策金利を1.75%に据え置くことを決定した。物価上昇のペースが加速すれば、引き締めに動く用意があるとの姿勢も示した。

声明で「年内の利上げの可能性は依然残っている」と表明。「夏場に予想外に高まったインフレが、より大幅かつ持続的な物価上昇の始まりとなるようであれば、金融政策を引き締め方向に調整することになる」とした。

スウェーデンは、総合インフレ率が低水準にとどまるという点で欧州の中では例外的な国。9月13日に選挙を控える右派政権による一時的な減税措置が一因となっている。

約1年前に25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われて以降、政策金利は据え置かれてきた。ただ中銀は物価圧力が高まっていることを警戒している。

今月先に発表された7月の総合インフレ率は0.7%だった。一方、変動の大きいエネルギー価格を除くと、6月から加速した。中銀は総合インフレ率2%を目標としている。

中東紛争と国内成長率の加速は遅かれ早かれスウェーデン経済に波及するとみられ、欧州の熱波の長期的な影響も先行き不透明感を高めている。中銀は「中東での供給ショックを受けて基調的インフレ率が高まり過ぎるリスクは依然として残っている」と指摘した。

欧州中央銀行(ECB)は9月にも利上げに踏み切ると見込まれている。そうなれば、スウェーデンクローナの下落と輸入インフレの加速を招き、スウェーデン中銀への利上げ圧力が強まる可能性がある。

スウェーデン中銀は6月の前回会合で金利を据え置いた際、年内の利上げ確率をほぼ五分五分としていた。

次回の金融政策決定は9月24日に発表される。

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