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[フランクフルト 6日 ロイター] - 独コメルツ銀行は6日、伊ウニクレディトによる買収の可能性を巡り、同行との協議を開始したと明らかにした。両行が共通の方針を打ち出せば、価値を創出できるとの認識も示した。コメルツ銀が同日発表した四半期決算は市場予想を上回った。

ウニクレディトによるコメルツ銀買収を巡る2年に及ぶ攻防は、ここ数週間で劇的な展開を見せている。ウニクレディトは総額450億ユーロ規模の敵対的買収案を提示後、経営権掌握に近づきつつあり、コメルツ銀行側も統合の可能性を巡る協議を近く再開する意向を示していた。

コメルツ銀のベティーナ・オルロップ最高経営責任者(CEO)はアナリストに対し、「この件で協議を開始した。ウニクレディトとコメルツ銀の双方にとって真に利益となる。両行は株主や顧客、従業員のために価値を創出する決意で一致している」と述べた。「一歩ずつ企業統治や事業モデルを巡って共通点を見いだせると楽観している」と語った。

コメルツ銀が同日公表した資料からは、ウニクレディトとの取引に応じる姿勢を強めていることが示された。ウニクレディトはコメルツ銀株を48%まで買い増し、経営権の掌握に近づいている。

第2・四半期決算は、純利益が8億9800万ユーロ(10億4000万ドル)となり、前年同期の4億6200万ユーロから94%増加した。同行が公表したアナリスト予想の平均の8億4500万ユーロも上回った。手数料収入の伸びが寄与した。

オルロップ氏はウニクレディトが大規模な出資をしていても、「根本的な構造上の措置を一方的に決定することはできない」と強調。「双方に明確な責任があるということだ。ビジネスモデルに関する共通認識と、あらゆる利害関係者の関与が必要になる」と語った。

さらに、可能な限り迅速に進めることが両行にとって最善の利益とし、コスト削減の特定や大規模な投資プログラムでの協力などを検討する意向を表明した。

オルロップ氏と経営陣は統合に長らく反対の立場を取ってきた。この数カ月間で数回にわたる協議が行われたが、いずれも合意に至らず終わっている。

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