Ben Blanchard

[台北 6日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は中国の侵攻を想定した年次軍事演習に参加した。10日間の日程で5日に始まった同演習は、有事の際に政府機能をどう維持するかを確認する狙いがある。

総統府は6日、頼氏と高官らが5日夜に司令センターへ移動したと発表した。防弾チョッキとヘルメットを着用した頼氏が装甲兵員輸送車に乗り込む様子を写した画像も公開した。

カレン・クオ報道官は声明で、頼氏と政権幹部が「防衛作戦の指揮と、緊急時における政府機能の継続に関する訓練を実施した」と述べた。さまざまな「不測の事態」に直面しても政府機能を維持できるよう、指揮系統や関係機関の連携、緊急対応の仕組みを検証したと説明した。

2024年に就任した頼氏が、「萬鈞」と呼ばれる計画に総統として参加するのは初めて。

戦争やその他の危機の際に台湾の指導者を安全な場所へ避難させるこの計画は、当時の蔣介石総統が最大の宿敵である毛沢東による攻撃を絶えず恐れていた冷戦の最盛期にさかのぼる。

ロイターの記者は6日、ミサイルと航空機の双方を撃墜するために設計された台湾製の地対空ミサイルシステム「天弓3型」が、台北の松山空港近く、国防部(国防省)からほど近い場所に配備されているのを確認した。

国防部は6日の声明で、演習は「連続的なシナリオ形式を用いて、現実的な戦闘環境で対応する部隊の能力を磨く」ものだと説明した。

台湾の軍事演習についてまだコメントしていない中国軍はほぼ連日、台湾周辺で活動している。

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