Michael S. Derby

[5日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は5日、2%の目標を大きく上回るインフレへの対応を巡り、連邦準備理事会(FRB)がさらなるデータを収集する中で、先週決定した金利据え置きを「全面的に支持する」と表明した。

デイリー氏は経済会議での講演で、インフレが時間の経過とともに弱まる供給ショックによって引き起こされているのか、それともより長期的なインフレ状況が形成されつつあるのかを見極めるため、9月の金融政策会合までに「収集する必要のある情報が数多くある」と語った。

FRBは「入手する情報を注意深く見守る」一方、必要であれば「行動を起こす十分な備えをすべきだ」と述べた。

デイリー氏は現在、連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持っていない。同氏は講演で、インフレ再燃という新たな局面に国民がどう反応するかを懸念していると述べ、インフレの勢いが再び強まっているように見えれば、FRBは物価圧力を目標に戻すため積極的に対応する必要が出てくる可能性があるとの見方を示した。

同時に、米経済を襲った供給主導のショックがインフレに持続的な影響を及ぼさないと考える「十分な理由」があるとも述べた。

企業は現在、価格決定力が限られており、投入コストの上昇を転嫁するのに苦労するだろうと指摘。一方で、消費者はインフレを考える際に原油価格を強く意識しており、中東戦争が終結すれば原油価格が物価圧力に及ぼす影響は薄れるはずだと述べた。

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