Bo Erickson
[ラスベガス 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、経済に関する演説を進歩派民主党への攻撃に転換させ、最近の予備選での彼らの勝利は11月の中間選挙を前に民主党にとって危険な変化をもたらす恐れがあると主張した。
有権者が政権の経済運営やイラン戦争への対応に不満を抱く中、この日のトランプ氏のラスベガス訪問は進歩派候補の躍進に関心を向けさせようとするホワイトハウスのより積極的な取り組みの一環だった。
ミシガン州で4日、民主党の上院予備選が実施され、イスラム系の急進左派のアブドゥル・エルサイード氏が勝利した。
トランプ氏はレッドロック・カジノに集まった支持者らを前に行った脈絡のない演説で、昨年の共和党の歳出法案に盛り込まれた税制上の措置に時間を割き、多くの米国民を対象にチップ、残業代、社会保障給付への課税を撤廃する条項に言及した。
トランプ氏は「ウエーターやウエートレス、バーテンダー、ベルボーイなら、チップ収入に対する税金はゼロだ」と述べた。
しかし、ミシガン州やその他の民主党予備選での進歩派候補らの勝利が、トランプ氏の演説の主要なテーマとなった。
民主社会主義者は共産主義の忍び寄る脅威を体現しており、米国の生活様式を破壊しかねないとし、「これは最大の脅威だと思う」とトランプ氏は語った。
ミシガン州で勝利した2人の民主党候補はいずれも、自らを民主社会主義者と位置付けてはいない。ただ、それ以前の予備選で勝利を収めた進歩派候補の中にはそう自認する者もいる。
トランプ氏は演説の場を利用して、4日にミシガン州の民主党予備選で勝利し、11月の本選挙でトランプ氏が支持する共和党のマイク・ロジャース氏と対決するエルサイード氏を攻撃した。
「彼はイスラエルを愛していない。ユダヤ人を愛していない。彼らを憎んでいる。心の中で燃えるような激しさで憎んでおり、それについて彼にできることは何一つない」と語った。