[5日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は5日、武田薬品工業が開発したナルコレプシー経口治療薬を承認したと発表した。睡眠障害の一種であるナルコレプシーの全症状を対象とした初の治療薬が承認された。

詳細は以下の通り。

• ナルコレプシータイプ1は、覚醒や睡眠、筋緊張を調節する化学伝達物質オレキシンを産生する脳細胞の喪失によって引き起こされる希少な睡眠障害。

• 日中の過度な眠気、突発的な筋緊張の喪失、認知症状、夜間睡眠の乱れなどを引き起こす。武田薬品によると、米国では約12万人が罹患している。

• 1日2回服用する錠剤「オーゼイフル(Orzeyful)」は、同疾患を引き起こすオレキシンシグナルの低下を直接標的とすることで作用する。

• FDAの承認は、オーゼイフルを投与された患者がプラセボ投与群と比較して日中の覚醒維持能力の改善を示した2つの臨床試験データに基づく。

• FDAによると、これまでナルコレプシータイプ1を一つの疾患として治療する承認薬はなく、オレキシン系に作用する薬もなかった。

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