[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場では、ダウ工業株30種が連日で終値ベースの最高値を更新した。米国とイランの和平合意に向けた進展の兆しが買いを誘った。一方、宇宙開発企業スペースXと半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の下落が重しとなり、ナスダック総合は5営業日ぶりに反落した。
イラン政府高官や中東当局者がロイターに明らかにしたところによると、石油輸送の要衝ホルムズ海峡の運用を巡るイランとオマーンの合意案として、海峡を通じてペルシャ湾に入る船舶の管理権をイランに与えることが浮上している。
実業家イーロン・マスク氏率いるスペースXが4日発表した上場後初の四半期決算は、売上高が倍近くに増加し、営業損失も大幅に縮小した。衛星インターネット事業「スターリンク」と人工知能(AI)事業の力強い成長が業績を押し上げた。ただ、データセンターなどAI関連投資への支出をどこまで維持できるかを巡る懸念から、株価は13.6%急落した。
6日から同社株のロックアップ(保有株式の売却制限)の解除が始まるため、株式相場はさらなる売り圧力にさらされる可能性がある。
AMDが4日発表した第3・四半期の売上高見通しは、堅調なAI需要を反映して市場予想を上回った。ただ、多額のAI支出が成長加速につながるという一段の証拠を投資家が求める中、株価は7%下落した。
一方、製薬大手アムジェンが4.6%上昇し、ダウを押し上げた。同社が発表した第2・四半期決算は売上高が9%増加した。
同業のイーライリリーも通期売上高見通しの引き上げを好感して4.9%上昇。S&P総合500種のヘルスケアセクターは1.3%高となった。
メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーも3.6%高でダウの上昇に寄与した。同社が発表した第3・四半期(4─6月期)決算は利益が市場予想を上回った。
米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁はCNBCのインタビューで、米連邦準備理事会(FRB)が目標としている2%を上回るインフレ率を抑制するため、小幅な利上げを段階的に実施する必要があるとの見解を示した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.15対1の比率で上回った。ナスダックでも1.34対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は178億5000万株。直近20営業日の平均は173億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 54349.12 +263.24 +0.49 54266.12 54744.33 54266.12
前営業日終値 54085.88
ナスダック総合 26363.44 -221.55 -0.83 26698.02 26739.00 26348.51
前営業日終値 26584.99
S&P総合500種 7723.55 -12.97 -0.17 7771.62 7793.68 7720.17
前営業日終値 7736.52
ダウ輸送株20種 21577.33 -202.58 -0.93
ダウ公共株15種 1101.01 -10.96 -0.99
フィラデルフィア半導 12008.88 -170.38 -1.40
体
VIX指数 15.81 -0.69 -4.18
S&P一般消費財 1958.03 -6.38 -0.32
S&P素材 657.65 +9.96 +1.54
S&P工業 1576.72 -0.23 -0.01
S&P主要消費財 942.44 +0.47 +0.05
S&P金融 964.53 +2.47 +0.26
S&P不動産 287.39 +0.42 +0.15
S&Pエネルギー 878.78 -18.17 -2.03
S&Pヘルスケア 1913.00 +25.24 +1.34
S&P通信サービス 467.49 -11.43 -2.39
S&P情報技術 6933.88 +1.19 +0.02
S&P公益事業 443.28 -4.50 -1.01
NYSE出来高 13.74億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 65770 - 570 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 65740 - 600 大阪比